Vtuber(バーチャルYoutuber)がなぜ人気になり,ここまで広まったのかを考察
Vtuberがなぜ人気になったのか,なぜ広まったのかを,Vtuber黎明期から廃人のようにVtuberを視聴している私の観点から,考察していきたいと思います。
そもそもVtuberについてあまり知らないという方は,下記の記事で説明していますので,まずはそちらをご覧ください。
Vtuberがなぜ人気?
大きく分けて2つ要素があるかな,と思います。
Vtuberは推しに成り得る
Vtuberについて一番イメージをしやすいのは,アニメや漫画の中のキャラクターが意思を持って活動しているような感覚です。
何故ハマるのかという部分も,ここが大きく関連します。
例えば貴方が,アニメや漫画の中の登場人物のことを,好きになったとします。
好きになった理由は,『声が好き』,『見た目が好き』,『性格が好き』,『設定・ストーリーが好き』,とにかく何でもいいです。
Vtuberというのは,これらの要素を全て引き継いだまま活動してくれるんです。
自分が何かコメントをすれば反応してくれることもありますし,関連するイラストを投稿すれば感謝の言葉を貰うこともあります。
このように,外見は創作物の登場人物でありながら,実際には人間味あふれる配信を見ることが出来るので,好きな人のことをより深く知りたいという人間にVtuberがオススメです。
Vtuberのキャラクター設定
Vtuberの中には,『天使』,『ドラゴン』,『秘密結社の総帥』,といったようなファンタジー的要素を兼ね備えた方達が数多く存在します。
このような設定があると,何気ない会話でも話がどんどん膨れていき,通常の配信では出せない独特のトークで,配信が爆発的に面白くなるタイミングが生まれるんです。
……といっても感覚が掴めないと思うので,幾つか実例を挙げます。
上記のように,キャラクター設定が明確にあることによりギャップが生まれ,これにより普通の配信者では出せない面白さが生まれるんですね。
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とまぁ,Vtuberでなければならない理由はこんな感じですかね。
ここから更に『人気を加速させる理由』といった部分には,バーチャル世界でなければならないライブ体験といったものが挙がるかなと。
ここからは,Vtuber文化が広まっていった理由について説明します。
Vtuberはどうして広まった?
Vtuberの設定を使った創作活動
例を挙げると,クリエイターの方達が各Vtuber独自の設定を活かして,漫画を作成するといったようなことですね。
勿論閲覧する側がVtuberの設定を理解しているというのが大前提とはなりますが,一度何かのきっかけでVtuberにハマった人は,この漫画を見ることで更にハマることになります。
これに関しては実際に見て貰った方が早いでしょう。
下記はVtuberがそれぞれ持つ設定を活かして作られたPVです。
このPVに登場するキャラクター達が,実際にVtuberとして活動していると考えたら,少し興味が湧いてきませんか?
Vtuberのアバターを使うと配信がしやすい
Vtuberになると,最低限のリスクで最大限に面白い配信になります。
ここでいうリスクというのは,顔を出して配信することによるリスクのことです。
皆さんもご存知かと思いますが,人間有名になれば有名になるほど,プライベートというものは消えていきます。
その点,Vtuberは用意されたモデルにトラッキング(追跡)技術を組み合わせ,リアルタイムにモデルに表情を反映することが出来るので,音声のみの配信よりも表情が確認できて面白いです。
実際にどの程度トラッキング出来るのかに関しては,使われているアプリやモデリングを担当した人によって大きく変化するのですが,一種の目安として,下記の動画が非常に分かり易いです。
言ってしまえばただのくしゃみの動画なんですが,トラッキングの精度が非常に高いので,細かい動作まで把握することが出来ます。
これがVtuberの凄いところですね。
その為,配信者として,Vtuberは下記の位置に属しています。
今までは存在しなかった,中々いい位置にいますね。
この『配信のしやすさ』というのが,広まった理由の1つでしょう。
切り抜き動画が大活躍
切り抜き動画とは,長時間配信の見どころだけを切り取り,短い動画にまとめたもののことを指します。ユーザーはごく僅かな時間で『最高に面白い』部分だけを知れることから,人気を博しています。
ユーザーに共有されるのは『最高に面白い』部分だけなので,1度でも切り抜き動画を再生したら,全く知らない人間でもハマっていくことがあります。
また,Vtuberの切り抜き動画が大量に生まれた理由ですが,Vtuberの配信内容は基本的にゲーム実況や雑談といったモノになるので,1時間を超える内容のモノが多く,Vtuberの配信と切り抜き師(切り抜き動画を作る人)は非常に相性が良かった為です。
このことから,大量の切り抜き動画や切り抜きチャンネルが誕生しました。
Vtuberの切り抜き業界の規模としては,全てのジャンルにおいても最大(私調べ)です。
ここで,著作権的にどうなの?
と思う方向けに,簡単にまとめます。
- 配信者が自由に切り抜きの許可を出している
- 自由な切り抜き許可は出していないが,申請があれば配信者公認のチャンネルとする
- 自由な切り抜きの許可は出していないが,認知はしており黙認
基本的にはこの3パターンです。
切り抜きをされる配信者というのは有名な人物なので,『許可は出していないし,そのチャンネルも知らない』みたいなことはないです。
あったとしても,視聴者からの知らせで数日でBANになります。
企業が多数参戦
理由は単純,成功時に大量の利益を上げることが出来るから。
大体の手順を言います。
- Vtuberが何かしら人気になる
- 企業から大量の案件がくる
- コラボ商品を出す
- コラボ商品が大量に買われ,利益が生まれる
といった感じです。
これが通常の配信者だった場合,案件を受けるだけで終わってしまうのですが,Vtuberはそこから更に繋がるんです。
凄いですね。
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